自分がつまらんと感じた作品の事なんていつまでもうだうだ考えてないで
とっとと忘れて次の楽しみを探しに行くほうが建設的
…とは誰の言葉でしたかね。
まったくもってその通りなんですが、
世間でいわゆる覇権アニメと言われてる作品が自分に合わなかったりすると
「自分の感性がおかしいのか?」 と不安になるもので、
いつまでも自分の感想をグジグジ練ったり、感想サイトやアマプラのレビュー等で
悪い評価を下している感想の中に自分と似た意見のものはあるかを探したりするのです…。
自分にとって面白いかそうでないかを分ける要素は
ほぼ全てにおいて「キャラクターが好き(人間として面白い)かどうか」だと、最近特に強く感じます。
善であれ悪であれ、精神性とか生き方に興味が持てるキャラクターを気に入る。
「こいつの人生を見てみたい。こいつの選択の末にどんな運命が待っているのか見てみたい」と感じる。
物語って主人公の人生ですし。
自分がどのキャラが好きかの判断の仕方は、
そいつが登場した時に「おっ!」と思わず画面/誌面に見入ってしまうキャラクターかどうか。
出てくるとわくわくするかどうか。
自分がああいう絵柄のせいでTwitterのフォロワーさんから
よく「〇〇ちゃんが巨乳ですよ!」と女性キャラをオススメされるんですが、
たとえ見た目が魅力的でも人間として興味が持てなかったりすることが多いのです。
ただ描くだけなら誰だってできます。
でもそのキャラの良さがわからないから決して魅力的に描くことはできません。
やっぱり、キャラの良さ/何が魅力なのかを己の解釈で表現してこそだと思ってます。
見た目って結局見た目でしかないので、
「キャラがかわいい」 を 「絵が綺麗」 と混同しないように気をつけてます。
主人公に興味が持てないのが一番つらいです。
主人公って作品の核=最も内側の部分であり、顔=最も外側の部分でもあり、
作者さんが「こいつの人生を描くぞ!」っていう象徴ですから
それに興味が持てないというのは作品そのものに興味が持てないのと同義です。
途中で視聴を断念してしまったアニメって、これが一番強く出てるような気がします。
キャラクターはその名称の通り性格・人格を持った立派な一人の人間で、それまで生きてきた人生がある。
ただの設定の塊ではない、というのは最近強く思いますね。
(種族が人間じゃなくても人間)
プロットを考えている時に「こう動いてほしいんだけどたぶんこいつはああ動く」っていうのが出る時、
苦しいけど、キャラが生きてるなって感じがします。


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