どんな作品でもお楽しみポイントを見つけながら触れていくのが自分の楽しみ方です。
ところが描き手のパワーが強すぎて、そのスキを与えてくれない(その本の世界に没頭できない)作品があったりします。
自分はエロ同人しか持っていないので単に描き手の性癖が自分にヒットしなかっただけという気もしますが、
こういう作品はそれだけではない何かを感じます。
メタ台詞が多すぎたり、製作の裏側を想像させる部分があったり、
「よそ見すんな!!お前はここだけを楽しめオラァ!!」だったり、
妙に高尚な雰囲気があって「これはエロいのか?」と考え込んでしまったり。
二次創作では読んでて恥ずかしくなるものとそうでないものの差も存在します。
エロ同人は基本的にキャラクター同士の性行為が描かれるわけですが、
どうしてその行為に至るのかの思考が理解できなかった事がその原因でしょうか。
混乱してきます。
他人の性癖の『好きなところ』を確認する事が自分の性癖を理解する事につながる。
そうして自分の性癖を理解することは、ある意味では自分を見つめることなのかもしれません。
今、手が止まっている漫画や描きたくない絵はなぜそう感じるか?の答えも見つけられそうな気がします。
自分はたとえエロ漫画でも登場人物に救いがある(救われる)作品が好きです。

web拍手にコメントをいただきましたのでお返事いたします。
ありがとうございました。毎度毎度月並みなお返事で申し訳ないです。よろしければまたお願いいたします。
>コメント失礼します、いつもこっそりと破壊神先生の絵を覗き見させて頂いております。自分も絵を描いていて、モチベーションが下がったりへこたれそうな時は先生の柔らかく、それでいて芯のある線、絵を見ていつか自分もと、心を奮い立たせています。まだまだ寒い日が続きますのでどうかお身体に気を付けて、これからも素晴らしい作品を作り続けて下さい!それでは失礼しました…拙作の閲覧、どうもありがとうございます。自分の絵がそういった助けになっているとは驚きました。何のメリットももたらさないので今まで色々ののしってきましたが、少し見直してやらないといけませんかね。
コメントが失礼だなんてとんでもない、基本的にコメントなんて来ないものですのでとてもありがたいです。お気軽にお送りくださいね。
久しぶりに最近観た映画『バタフライ・エフェクト』(THE BUTTERFLY EFFECT)
2004年、アメリカ製作。
どんな大事件・大事故が自分に起こっても「何かがあった」としか覚えていない記憶喪失の症状に悩まされていたエヴァンは、
治療の一環として7歳の時から日記をつけ始める。やがて大学生になりその症状もすっかりなくなったある日、何気なく
昔の日記を読み返すとその日に書かれた時点に時間が戻っていることに気づく。
そこでエヴァンは、何かがあって落ちぶれてしまった初恋の幼馴染や、何かがあって廃人となってしまった友達らを救うべく
運命を変えようと奔走する…というお話。
『時をかける少女』のようなタイムリープものです。
タイトル元になったバタフライ効果については各自おググりください。
お話はエヴァンの記憶(起こった「何か」と記憶が欠けた理由)がどんどん掘り起こされていくわけですが、
終始改変の度に、設定の破綻を直そうとするもうまくいかない脚本家の悩みのごとく
「彼方を立てれば此方が立たず」がずっと続いていきます。
幼馴染を救うとその兄貴がダメ人間になってたり、友達と幼馴染を救うと自分と家族がダメになったり、
パッと見良さ気に見えても必ずどこかにほころびというか害が出るのです。
人の幸せは誰かの不幸に変わって成り立ってる、なんて以外と本当かもしれない気がしてきます。
展開的にはスピーディーながら情報量が適度で飽きが来ない、とても良い塩梅と思います。
運命の変わった展開を見るたびに塵も積もれば何とやらの時間バージョンが体感でき、
アレをしたから彼/彼女はこうなった・人間ってそんな事で変われる/変わってしまうのね、と驚きのような寂しさのような
違和感のような、不思議な感覚に陥ります。
この筋道はなんとなく以前見た『マシニスト』を思い出しました。
緊迫感の続くこの映画唯一の清涼剤、ビジュアル系巨漢のサンパー。
お話には全然まったく何の関係もないので、運命が変わっても出てくるときは毎度変わらぬ姿で出てきてくれて、
なんか妙な安心感があります。彼のおかげで疲れずに観ていられると僕はハッキリ感じます。
エヴァンの最後の改変はね、あれでよかったと思いますよ。たぶん僕でもああします。
寂しいですけども、お互いだけでなく周りの幸せも考えるとあれが最適だと思いますよ…。
っていうか何したってダメならもうあれしかないでしょ…。
聞いたところによるとエンディングは3パターンあるそうですが、果たして僕が見たのはどのバージョンなのかな?
なんにしろ、とても良い映画でした。円盤買ってまた観ます。
余談。
聞いた話ですが『ライフ・イズ・ストレンジ』というゲームはこの映画のオマージュがたくさん盛り込まれているそうですね。
(オープニングで飛び交う青い蝶や喫茶店の内装その他諸々)
ゲームをお持ちの方はこの映画と色々見比べてみてはいかがでしょうか。

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ありがとうございました。よろしけばまたお願いいたします。
>あけましておめでとうございます!破壊神さんの漫画も絵もとっっっっても好きなので少しずつでもいいので発信していっていただけたらとてもうれしいです。更新あって安心いたしました。これからも誰が何を言おうと破壊神さんの絵が好きだと言い続けて応援してますあけましておめでとうございます。今は自分の描くものについて疑問があって筆が止まってばかりですが、とりあえず色を塗らなければいけない絵が大量に残っているので、まずはそれだけでも完成させて出していきます。先日の頼光さんもその一つでした。
>破壊神先生の絵で定期的にお世話になってます。フウロちゃんの水着絵とパイズリ絵が特に好きですありがとうございます。フウロちゃんはまた描きたいですね。そのときは是非使ってあげてください。
>しおらしいメスケモお姉さんの垂れ耳の可愛さ…頼光の服の滑らかな風合いと皺良いですね( ^ω^ )沢山技覚えられるクレタ浪漫あって格好いいありがとうございます。細かいところまで見ていただけて嬉しいです。
メスケモは以前から一度描いてみたいと思ってまして、やっと人様に見せられるものができました。どこまでを犬に、どこまでを人間にするかの塩梅と、マズルがすごく難しかったです。
クレタはTwitterで「バンギラスみたいな怪獣っぽいフェアリータイプがいたら絶対パーティに入れる!」みたいな話をしていてできたものです。こういうフェアリーポケモン、待ってますゲーフリさん……
あとシナリオと図鑑はまともな人間に書かせて…>デビルマンとシンゴジラの絵はもう見ることはできないのでしょうか……品川くんの絵ならひとつ前の絵日記に、デビルマンの絵ならこの記事に載っています。Twitterから消した絵はほぼ全てこちらで公開しておりますのでご安心ください。