
↑とあるゲストのボツ絵その2。

▼最近見た映画『時計じかけのオレンジ』(原題:A CLOCKWORK ORANGE)
1972年製作。
巨匠スタンリー・キューブリック監督の、“SF三部作”とも言われる
シニーの一つです。
しかし、この
シニーに関してSF要素は近未来設定のみ。問題はそこではないのです。
内容は近未来のロンドン、“ドルーグ”という不良グループのリーダーであるアレックスの、人生の一コマ。
Wikiには
『
暴力やセックスなど、欲望の限りを尽くす荒廃した自由放任と、
管理された全体主義社会とのジレンマを描いた、サタイア(風刺)的作品』
なんて何やら
マレンキー難しいことが書いてありましたが、そんなん抜きで普通に
ホラーショーなシニーです。
特有の“
ナッドサット言葉”(この文章中の下線部分。ポイントすると意味が出てきます。)も、
独特の世界観を作り上げて
ホラーショーしてる一要素の一つですね。
気に入ってます。
非行少年のお話なのでリンチやらレ*プやら強盗やら、一般的には憚られるシーンがてんこ盛り。特に前半。
もちろん
おっぱいもバンバン出てきます。何気なく映るオブジェクトも、妙に卑猥なものが多いです。
アブないおクスリ入りミルクがおっぱいからピューっと出てくる
プティッツァの銅像だったり、
チ*コの形をした飴を舐める
デボチカがいたり、同じくチ*コの形をした置物があったり、
家に平然とすっぽんぽんで大また開きな
プティッツァの絵ばかり飾ってあったり……。
あと、全身タイツの人妻をレ*プするシーンで、タイツの胸の部分を切り取っておっぱいだけを露出させたり…。
こういう全く遠慮のない態度って、僕は
ボルシー好きです。
おっぱい的には、最後の看護婦さんのぷるんぷるん♥が一番ツボでした。(笑)ウィリアム・テル序曲に乗せて流れる早回しの
イン・アウトシーンには思わず笑いましたw
やっぱり、
イン・アウトって俯瞰で見ると
ボルシー間抜けに見えます。
しかし何でしょうね、このキューブリック監督の撮り方。
1枚の分厚いガラスの向こうで
シニーの世界が展開していく感じ。
決して、登場人物に感情移入してくれなんて、そんな撮り方をしない。
ビディーってるこっちに媚を売らない。
そして止め画の中に“動”を感じさせる映像作り。これがたまりません。もうホント癖になりますね。
今まで
ビディーったキューブリック作品では一番好きな
シニーとなりました。
▼最近見た映画2『激突!』(原題:DUEL)
1973年製作。
かの有名なスティーブン・スピルバーグ監督の最初期の作品です。
内容は、道を邪魔されたので無理やり追い越した大型トレーラーに執拗に追いかけられる…というもの。
本当にただそれだけで他に何もなく、黙々と1時間半が過ぎていきます。
しかし、カーチェイスシーンはカメラワークが本当に素晴らしく、全然退屈しないで見ていられました。
警察に知らせようと電話ボックスに入った瞬間…のシーンなんてホント鳥肌ものです。
唯一残念だったのは、最後になんかスゴいオチが待ってるのかと思ったら何にもなくて、
そのままスタッフロールにいってしまったことぐらいですね。
車壊しちゃったからヒッチハイクで帰ろうと思って、ようやく乗せてもらえた車の後部座席で安堵してると、
後ろからさっき谷底に落っこちたはずのトレーラーと全く同じトレーラーが……!!…なんて終わり方だったら、よりホラーちっくじゃない?という感じです。
現代でリメイクしたら都市伝説的な終わり方をしそうな感じも。
以前、これと似たような映画の『ロードキラー』(原題:JOY RIDE,2001年製作)を見たんですが、
どうしてもこれと比べちゃいますね。
『ロードキラー』の方は、後半からトレーラーがあまり関係なくなってきてガッカリしたので
こういう“トラックホラー”では、個人的に『激突!』の方をオススメします。
▼以下、web拍手コメントのお返事です。ありがとうございました。
みなさん超乳大好きなんですねw
> おやっさん良く描かれているのでおやっさんでおねショタとかも見てみたいですねーおやっさんをネタにしてマジェプリ本を作る予定がありますので、ちょこっと考えてみます!
> 超乳を描いた事かあるとな!? これは楽しみですねぇ・・・
> ちなみにどのくらいの大きさから超乳だと思いますか? 個人的には下乳が股に届くぐらいなんですがあくまで僕の基準なので「小さっ!」と思われるかもしれませんが、
下乳がへそに届いてからが超乳の始まりだと思っています。
あとは、体型にもよりますが、四つん這いになったときに乳房が完全に地面に付くぐらい…です。
> 超乳好きとしてぜひ描いていただきたいですねー楽しみにしてます久しぶりに描いてみようかとは思いますが、上手くエロさを表現できるかが一番の不安要素ですね…w
> 無意識に大きくするんじゃなくて最初からバランス崩すつもりで
> 大きくすればいいんですよきっと(超乳が見たいだけ)アドバイスありがとうございます。
崩した後の全体のバランスにまた悩みそうな気もしますが…^^;

↑とあるゲストのボツ絵。時期が来たら情報を公開します。

▼最近見た映画『世界大戦争』
冷戦下の1961年、第三次世界大戦勃発の恐怖を孕んでいたご時勢に作られた反戦映画です。
これの前に『仄暗い水の底から』を見てたんですが、それが吹き飛ぶぐらい恐ろしい映画でした。
…しかし、これと言い、『仄暗い――』と言い、『女優霊』と言い、近頃なんだか暗い映画ばっかり見てますね。(汗)
まあ、この映画に関しては“暗い”よりも“辛い”という言葉の方が似合いますけども。
無情にも望まない核戦争へ向かう世界と、その緊張をほぐしてくれる田村家の微笑ましい日常。
それまでの描き方がまた丁寧だったものですから、ラストは余計に…。
「コウフクダッタネ」「アリガトウ」
田村家の長女・冴子が恋人と交わした最初で最後のモールス信号から、
最後の晩餐のシーンは本当に辛かったです。
「人間は素晴らしいもんだがなあ…。一人もいなくなるんですか、地球上に……。」
もういくつ寝ても、お正月は来なくなってしまったのです。
特に心に残った台詞は、笠智衆さん演じる料理長・江原の
「いやあ、今は生きてるって素晴らしいなという気持ちでいっぱいですよ。」
という、病気を治しての一言。
言葉だけ抜き出すと子供じみた綺麗事に聞こえますが、この“生きてる”というのは
この映画の中で一番重要なワードだと思うのです。
この台詞自体、今まさにこの映画を見てる人に感じて欲しい気持ちそのものだと思うのです。
・・・
見る人が見れば、この映画はお涙頂戴の綺麗事ばかりで気分が悪く感じるでしょう。
でもそれは庶民(田村家)、日本(日本政府)、世界(連邦国・同盟国両陣営)というキャラクターを通して
作品そのものを分かりやすくするために、敢えてそうしたのだと思ってます。
見終わってから気づきましたが、反戦と戦争による特需景気の矛盾も指摘していました。
お父ちゃんが手を出していた株がそうですね。
『戦争があるから、俺たちは今潤ってるんだ。こんなバカな話があっていいのかよ。』と。
ちょっと、ゾッとしました。
お父ちゃんの最後の叫びには、これに対しての意見が何かあってもよかったかな、という気も。
ラストの、東京で水爆が炸裂するシーンはただただ圧巻でした。
ウルトラセブンの最終回で映像自体は既に見たものでしたが、あの流れから見るとその迫力に圧倒されます。
富士山より大きな火球が膨れ上がって大地を抉り、熱線は踊る炎と化してビル街を焼き尽くし、
衝撃波は家や木々を吹き飛ばし、日本中を蹂躙していく。
そこにもう人の感情などありません。
延々と、淡々と、ついさっきまでそこにあった平和が壊され、無に帰していく様が延々と流れ続けるのです。
いやはや凄まじいシーンでした……。
そんな特撮を担当されたのはゴジラの生みの親・円谷英二監督。
正直、『ゴジラの逆襲』以降の円谷監督の特撮は、そんなに好きではありませんでした。
しかしこの映画を見てその考えは一転!
航空機の特撮が非常に上手くて、一瞬本物かと思ってしまったほどでした。
元々、飛行機が大好きであり、戦時中は戦争映画の特撮シーンを担当されていた方なので、
この特撮シーンは、その経験と技術の全精力を注いだとも言うべき映像だと思っています。
円谷特撮の魅力を、飛行機に再発見。とても新鮮でした。
やたらと不備がある両陣営の核ミサイル基地や『終』前のテロップなど
昭和の作品ならではの「?」も若干ありましたが、印象的なシーンも多く非常にずっしりした、見ごたえのある作品です。
・・・
ついでに、同じ冷戦時代の核戦争を扱った映画として
スタンリー・キューブリック監督作品『博士の異常な愛情(以下略』も見ました。
こっちは“真面目にふざけた”コメディ作品なので終始軽いです。
皮肉を笑いにする、いわゆるブラックジョークというものに始めて触れました。
「何じゃそりゃw」という呆れと、「この子大丈夫?w」という不安の連続。
ブラックジョークってこういうものなのですね。
ストレンジラヴ博士のキャラクターは秀逸でした。
ストレートなコメディではないので、別に大爆笑なんてないのですが
見るスタンスとしては本当にコントを見てる感じで、登場人物に感情移入など一切無く、
何とも不思議な体験をさせていただきました。
▼web拍手のお返事です。ありがとうございました。
>ぜひそのままおっぱいが肥大化して超乳にも挑戦して欲しいですねw 昔は好きで結構描いてましたので、今また描いてみても面白いかもしれませんね。

▼最近見た映画『女優霊』
1996年製作。
貞子の元祖とも言われるホラー映画です。
以前、高港基資先生作画の漫画版を読みまして、
「元となった映画の方はどんなだろう?」とずっと興味を持っていました。
内容は漫画版と同じだったので正直ちょっと拍子抜け。
まあ、漫画版の方は高港先生が描いたこと自体に意味があるのでしょう。
こういう90年代のホラー映画は映像の空気感が好きです。
今みたいに綺麗に撮れないおかげでイイ感じに画がぼやけて、
それが不気味さの演出に一役買ってると思います。
空気感の好きなホラー映画というと、半分特撮映画が混じってますが
大林宣彦監督の『HOUSE ハウス』が浮かんできます。
あの屋敷の異様な雰囲気が印象的。“いかにもな作り物くささ”はわざとだと思ってます。(笑)

▼ミュージカル・テニスの王子様
最近、vs山吹公演とvs氷帝の夏公演、それからドリームライブ2nd、3rdのDVDを購入したので、
ずっと作業用BGMとして流しています。
元々はニコニコ動画の空耳ネタで知ったのですが、楽曲の完成度の高さにすっかり気に入ってしまいました。
ウルトラマンガイアの時から好きな佐橋先生、やはり素晴らしい作曲家さんですね!
テニプリは原作もアニメも、氷帝戦まで見ていたのはハッキリと憶えています。
個人的には、タカさんと樺地の波動球対決が印象的。
樺地のキャラも含めて、本当に“怖い”と思った試合でした。
『ガンバリスト!駿』の、鉄棒で失敗して足の骨を折ってしまう悪夢を見るシーンのような、
軽いトラウマの場面です。
ラケットを落として「もう… 打てません……」と呟いた樺地。
あのシーンを見た瞬間の「よかった…!タカさんが勝った…!」
(でもタカさんも波動球の打ちすぎで腕がイカレちゃったので結果的には引き分け)という安心感と、
「えっ!?お前喋れたの?!」という驚き(笑)
今でも鮮明に浮かんできます。
ミュージカルでも非常に緊張感のある演出がされていて、どうなるか分かっていても
やっぱりハラハラしながら何度も見入ってしまいます。
樺地役の鷲見さん、タカさん役の小谷さんをはじめ、周りの皆さんも
とても良いお芝居をしてくれて、あの頃感じた恐怖が甦りました。
思い出(というかトラウマ)のシーンにこうしてまた触れ合えるとは夢にも思ってなかったので
なんだか感慨深いです。
それにしても、キャストの皆さんはどなたも再現度が非常に高い!
そこに一番驚いてますw
